トランスファクレーンは、規模の大きなコンテナヤードにおいてコンテナの保管、払出、荷繰り等の作業に使用されています。構造からは橋形クレーンに分類され、ゴムタイヤにより無軌道路面を走行するラバータイヤ式と鋼製車輪によりレール上を走行するレールマウント式がありますが、ラバータイヤ式トランスファクレーンが機動性に優れていることから、国内外において圧倒的に多く採用されています。 一方、レールマウント式トランスファクレーンは、自動運転作業に有効で、自動化ターミナルに採用されています。

最近、日本で製作されているラバータイヤ式トランスファクレーンは、幅が6列+シャーシ、高さが1over5段の仕様となっています。

例えば、神戸港ポートアイランドPC16、17バースはヤード総面積 251千u(東京ドーム5.3個相当分)の広さがあり、14台のトランスファクレーン(ラバータイヤ式)がコンテナの保管、払出等に活躍しています。

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